マテリアル光科学の創成を基盤とする超バイオ機能表面構築技術の開拓

光科学を利用した生体組織模倣界面の構築

マテリアル光科学を利用した表面創製

　光反応性ポリマーの被覆および光グラフト反応を利用して、任意の基材表面に数nmから数μmオーダーのポリマー層を形成させる。また、フォトリソグラフィー技術を利用し、二次元平面上に修飾層の厚さや分布を変化させた表面を調製する。さらに、プロトタイプの医療デバイス表面を改質する。

デバイス表面の生物学的特性のin vitro 解析

　表面のタンパク質吸着挙動に関連する試験を、デバイスの使用期間や使用環境を考慮したin vitro 実験系を確定し、臨床に則した条件で検討する。

細胞から組織形成への道程を表面構造から解明

　医療デバイスを生体組織に固定化する方法論を検討するために、デバイス表面の物理的構造、表面処理ポリマーの化学構造に関連させて解明する。

in vitro 解析を基にした医療デバイス表面の最適化

　医療機関および医療デバイスメーカーにより進められた動物実験の成果をフィードバックし、治験実施に向けたデバイス表面の最適化について他の研究機関と密に連携しながら検討する。