戦略的イノベーション創出推進プログラム「革新的医療を実現するためのバイオ機能材料の創製」

マテリアル光科学の創成を基盤とする超バイオ機能表面構築技術の開拓

東京大学

toudai

PEEK表面に光照射によるポリマー層の再生を行う

光反応性ポリマーの分子設計

 フェニルアジド基やジフェニルケトン基(ベンゾフェノン構造)を有するモノマーとして、重合性とポリマーとした際の耐加水分解性を考慮して、メタクリル酸エステルとする。

In vitro での表面機能解析法の確立

 長期に生体内に埋め込んで使用する医療デバイスを想定しタンパク質の構造変化が、細胞系、さらには組織系との生体反応を誘起する。これらに関連した解析法を確立。

光反応によるデバイスの修復法の確立

 生体内環境において、タンパク質や細胞系など多くの夾雑物が存在する場合においても、効率よく短時間で光反応し、均質の表面を持つ薄膜体や三次元の構造物を形成するポリマー種の創製および反応条件について検討。

動物モデルを利用した埋入医療デバイスのin situ 修復法の検討

 血管内内視鏡を改良した光照射装置を試作する。これによりブタを動物種として選択し、人工弁に関しては光照射により血液接触面に光反応性MPCポリマーを反応させることにより、低下した血液適合性(抗血栓性)の改善を行なう。

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