ニュース

  • 学術論文および総説項目を追加しました。
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  • 2016年の研究活動について更新しました。
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  • 研究室の学生受賞歴を追加しました。
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メッセージ

 健康で暮らしたいと願う人の気持ちは太古も今も同じであろう。20世紀に多くの病気に有効な医薬品と治療法が開発され、完全に克服された病気も少なくない。しかしながらガンや生活習慣病は依然として難治疾患として残されている。これらの病気にかかる前に、日常の健康管理を徹底して健康を守るいわゆるヘルスケアーが21世紀の医療の中心となることは疑う余地がない。
 人間性を回復し、健康で楽しい生活をおくれる社会を作るため、新しいバイオ技術の開発,発展が期待されている。これまでの技術の上に、さらにマテリアルからの大きな貢献を加えて生体との界面を形成するバイオインターフェイスを構築することが重要課題である。ヘルスケアーデバイス、Time Reset医療、脳機能解析など遺伝子情報解析に次ぐバイオ技術を是非我国が先頭になって開拓していきたい。またバイオ産業には、遺伝情報解析では世界に遅れを取ったものの、今後どしどし新しいマテリアルで作製されたデバイス、装置、機器を投入して有用なバイオ製品を効率よく作り出すことで世界との時間差を縮めて頂くことを切望する。最先端のバイオ技術には最先端のマテリアルを利用することが大切であろう。現在の基盤科学がマテリアル工学と融合すると様々な新しいバイオ技術が実現できる。マテリアル工学というフィルターはこれからのバイオ関連産業になくてはならないということを認識していただきたい。

東京大学 教授   石原一彦

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